切替器についてご注意下さい


安いモニター/CPU切替器はコストダウンのためにシールド処理が充分に行われていません。そのため様々な原因でゴーストが発生する危険性があります。 現在、使っている切り替え器で問題ないからといって、同じように写るとは限りませんのでご注意下さい。 通常ゴーストというのは切り替え器の故障などで起きる現象ではなく、切り替え器の品質や性能でおきる問題です。 理想的な環境で使用すれば問題はおきませんが、そうそう理想的な環境などは実現できませんから、 ゴーストが発生する可能性を常に秘めているとお考え下さい。また、高解像度になればなる程、起きる可能性が増えます。 特に1024×768を超えると影響を受けやすいので21インチモニターなどで使われる方はやめた方が無難でしょう。
これはハイグレード(高品質)切替器についても同様です。ハイグレード切替器はスイッチの切れがいいので、切り替わ時に赤や緑だけ写る状態がなくきっちり切り替わるというだけで、回路を持って安定する機能がある訳ではなく、ケーブルが同軸であっても解像度が高いとやはりゴーストは発生するものです。 ゴーストはなくすには、やはり一番高価な切り替え器を選ぶべきです。

またCPU切替器の、マウス、キーボードについては、瞬断を許さないマザーボードでは動作中の切替えはできませんので、電源を切ってから切り替えを行って下さい。この切り替え器は単なるスイッチですので、起動中の切り替えを保証するものではありません。

考えられる4つの要因

●ケーブルによる信号の減衰と干渉
●切り替え器による信号の減衰と干渉
●電源からの干渉
●磁気による干渉

対処方法

■使用の解像度が高い場合はケーブルを高性能で短いものに換える。
■フェライトコアを取り付けて、磁気の影響を押さえる。
■ケーブルの位置を変える。
■ビデオカード を高性能のものに換える。
■モニターを変える。特定のモニターだけ起きる場合がありました。
(この場合、切り替え器を変える方が現実的でしょう)
■同じ配電盤に接続している機器を電源ケーブルを各々指定されたアース付きのものに変え、 アースを正しく地面に接地しているものに接続する。ガス管等可燃物の通る管だけは危険なので絶対やめて下さい。 機器によって必要なアースが異なります。パソコン等はだいたい等電位化接地のためのアース端子です。 方法が違うとアースも全く効果をなしませんので注意して下さい。

その他、レアケースではありますが、下記の様なケースもあります。

電力会社の同じ配電線路につながっている、他の会社、家庭からの高調波障害で電力周波数がずれる事があります。(電力会社に交流電圧波形で確認してもらえば分かります)

屋内配線の磁気の影響。どこの箇所が原因か突き止めるのは素人には無理です。回路を一つ一つ切っていくしかないでしょう。配管を鉄製の管にするなどして磁気の遮へいが必要です。第三種接地工事になるので、電気工事屋さんにお願いしましょう。

インバーター回路を持つ電気機器の影響で、電流にインバータ回路特有の波形の歪みが発生している場合。よくモーターが回るものがないから関係ないと思っている人がいますが、そういう問題ではありません。

もちろん、OAタップなども危険度を増すグッズの一つです。たこ足配線は自己責任で!
ケーブルを丸めてひもで止めるのも、思わぬ影響を与える可能性があります。

メーカーブランド品は、動作保証する解像度に制限するなどで工夫しています。 つまりコストと品質の兼ね合いの問題です。当店で扱うこの価格帯の切替器に高品質を求めることのないようお願いします。(是非、一般の切替器の価格をお確かめ下さい)
当店はPCにおいては絶対の品質より、そこそこの品質で安い物を販売するのが使命だと考えておりますので、予めご理解下さいますようお願い致します。